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ACTIVITY
家族で体験!ラフティング
ラフティングって、どんな遊び?
ラフティングとは、専用のゴムボートに乗って川を下るリバーアクティビティ。川沿いの観光地で見られるライン下りとの大きな違いは、自分たちで漕ぐところにあります。ラフティングの語源である“ラフト”は、日本語で“イカダ”の意味。同乗するガイドの号令のもと、みんなで呼吸を合わせてパドルを漕ぐ、全員参加のアクティビティなのです。
ラフティングが楽しめるのは、おもに川の上流部から中流部にかけて。国内では、利根川上流部のみなかみ(群馬)、荒川中流部の長瀞(埼玉)をはじめ、吉野川(四国)、尻別川(北海道)、長良川(岐阜)などが、代表的なラフティングスポットとして知られています。
ラフティングの楽しみ方は、水量や川幅など、川の特徴によって様々。また、季節や天候によっても変わります。ジェットコースターのように激流を進んだり、まわりの景色を楽しみながらゆったり下ったり。さらに、流れが穏やかなところでは泳いだり、岩から川へ飛び込んだり……。バラエティに富んだ遊び方ができるラフティングなら、川の魅力を存分に味わえるはずです。
ラフティングをするには?
ラフティングのシーズンは、春から秋にかけて。ラフティングツアーを行っているショップに申し込むのが基本です。個人でも遊ぶことはできますが、初心者は身の安全のためにも、川やコースを熟知しているプロに任せるのが安心。段差が激しい利根川や吉野川ではアドベンチャー気分を味わえたり、穏やかな荒川なら川遊びまで楽しめたりと、ラフティングのコースは川の特徴によっていろいろ。事前にショップに確認しましょう。
多くのショップでは、小学生以上なら誰でも参加可能です。ボートやパドルなどの道具、ライフジャケット、ヘルメット、ウェットスーツなどは、基本的にレンタルできます。ラフティングは、全身濡れることが前提なので水着を着用し、ウェットスーツがいらない真夏は、その上に化繊のTシャツやウィンドブレーカー、短パンなどを着用します。ボートの上では、足をゴムチューブの中に入れて固定するので、つま先がむき出しになるサンダルは避け、濡れてもいいスニーカーやウォーターシューズを履くといいでしょう。
知っておきたい、ラフティングの注意点。
日常生活では味わえないエキサイティングな体験と、自然の雄大さを体感できるラフティング。多くのショップでは、小学生以上なら参加が可能ですが、ガイドさんの指導の元、子供の安全は大人がしっかり見ておきましょう。ここでは、川を存分に楽しむためにも、押さえておきたいラフティングの注意点をご紹介します。
川に落ちても水中で立とうとするのはNG!
ボートから川に落水しても、慌てて立とうとしないこと。川の中には岩が多く、万が一、岩と岩の間に足が挟まってしまった場合、ケガをしたり溺れたりする原因に。ライフジャケットを着ていれば上半身は必ず浮くので、仰向けで足を上げた状態でガイドさんの指示を待とう。
流される危険性アリ! 手ぶらで参加がベター。
ラフティングは、全身濡れることが前提のアクティビティ。防水カメラなど、たとえ防水仕様のものでも、コースや川の状況によっては川に落ちて流されてしまうことも。できる限り手ぶらで参加し、アクセサリーなどの装着も控えよう。メガネをかけている人はメガネバンドを付け、コントタクトレンズは使い捨てにするか、ゴーグルで保護して。
日焼け止めをしっかり塗っておく。
紫外線の多い季節に限らず、川の上でももちろん日焼けをする。日焼け止めは首の裏、耳の裏まで塗って、しっかり対策しておこう。男性の中には、真夏だと素肌にライフジャケットを着る人も多いけれど、炎天下では肩や腕が真っ赤に焼けてしまう。水着の上には化繊のTシャツを着るのがおすすめ。
ペットボトルなどで水分補給を忘れずに。
夏場、とくに小さい子供は夢中になって遊んでいると、水分補給を忘れがち。脱水症状や熱中症を防ぐためにも、こまめに水分補給をしよう。そのまま手に持っていると川に流される危険性があるので、ストラップ付きの水筒やペットボトルを用意するのがベター。
ラフティングの達人:教えてくれたのは谷 淳さん。
谷 淳
たにあつし。埼玉県・秩父の荒川中流に位置する景勝地・長瀞に構えるラフティングツアー&カヌー・カヤックのショップ『カヌーテ』代表。20年以上前、長瀞で最初にコマーシャル・ラフティングをはじめた老舗店で、長瀞の大自然の中、川の魅力をたっぷりと教えてくれる。ただ下るだけではなく、穏やかな流れのところでは泳いだり、岩から川へ飛び込んだりと、その日の状況に応じたさまざまな遊び方の提案が好評。ラフティングは小学生以上の健康な人なら誰でも参加でき、大人\6,500、小学生\4,000。BBQやお風呂付きのオプションパックもアリ。
カヌーテ:
http://www.kanute.co.jp/
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