フィールドクリーニング
自然への恩返し

夏の間、賑わったキャンプ場や海辺などでは、キャンパーたちが残していったゴミがずいぶん目につく。その中には何年も前から放置されたゴミもあり、見苦しい景観を呈している。いつもお世話になっている自然への恩返しと、感謝の気持ちを込めて「フィールドクリーニング」をしてみてはどうだろう。



フィールドクリーニング

 夏場多くの人がお世話になったフィールド。その自然に、ゴミ拾いで恩返しをしてみよう。気をつけて回りを見てみると、驚くほど多くのゴミが落ちている。ひょっとしたら、そのうちのひとつは昔自分が捨てたものかもしれない。


8月某日のゴミ
場所:夏スキーで賑わう大雪渓のある山の中腹
登山ルート途中から大雪渓へ向かう、15〜20分のコースのそばで目につくゴミを拾ってみた。

●キャンディーの包み紙、最近のもの
●タバコの吸い殻、最近のもの
●われたビン類、発泡スチロール
●スキーのリフト券、軍手、プラスチックの破片など

●いつのものだか分からないスポーツドリンクのビン

●中身の入ったままの83年製ビール、同じくジュース

●たくさんあったビールやジュースのプルトップ。全部で58コもあった。少なくとも5年以上前のものと思われるが、朽ちた様子はない。




やっかいなゴミたち

野山に捨てられているゴミの中には動物たちにとってはもちろん、人間にだって危険なものもある。

■海辺・川

プラスチックやビニール袋
水鳥が飲み込み、内臓を痛めてしまう。

つり針・テグス
鳥のくちばしや足にからまってケガをしたり、死んでしまうこともある。人間にとってもキケン。

■山

ビン・カン
いつまでも残ってしまうものなので、放っておくと増え続ける。動物たちが足などを切ってしまう。

食べ残しのゴミ
動物の生体系そのものを壊してしまう恐れがある。人間の食べ物に慣れてしまった動物は、食料がなくなると里に降りてきてしまう。



とにかくゴミはすてない!目につくものはもちかえろう!!


ゴミは結局人のもの

今回フィールドクリーニングをした場所には、最近捨てたと思われるキャンディーの包み紙がやたらと多かった。小さいものなので、自分くらいは・・・・と思ってしまうのかもしれない。しかし、小さいからといっても包み紙の材料はアルミかビニール。自然で分解されることは決してない。

雪解け時期の山へ行くと、冬の間雪に埋もれていたゴミがそこここに顔を覗かせる。
ゴミを捨てる行為を恥と感じる心を一人一人が持たない限り、フィールドのゴミは永遠に増え続ける。
ネイチャーゲームの中に「カモフラージュ」というゲームがある。これは雑木林などの自然界に人工物を置き、それを見つけだすというもの。このゲームをした後に山の中を歩いてみると、やたら人工物(ゴミ)の存在が気になる。こんなゲームを通し、人間が作り出すものが自然の中ではいかに違和感のあるものなのかを、改めて感じるのもいいかもしれない。