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ビバークは管理キャンプではないぶん、水場やルートの確保を入念にしなければならない。当たり前のことだが、自分の行きたいコースをあらかじめ地図でよく確認してからでなくては決して行動に移さないこと。アウトドアでは予習が何より重要だ。マニュアルにとらわれず、臨機応変に自分で考えて行動することが成功の秘訣だ。
●こんなポイントを探そう●
●キケンなポイント●
古い木の真下(強風で枝が落ちてくる)
※朝起きて牧場の真ん中だった、なんてことのないように周辺が確認できる日没までに場所を決めよう。

◆食事編◆
水場が限られているビバークでは食事の時もできるだけ水を節約したい。そんなときにおススメな食料はモチ。焼くだけで食べられて水もいらない。ちなみに食器洗いも砂利や泥などを利用しよう。泥はアルカリ性なので油を分解する作用がある。枯れ葉を束にしてタワシ代わりにするのもいい。その後は新聞紙などで拭き取る。
◆安眠編◆
夏場は蚊に悩まされる。そんなときには除虫菊が役立つ。除虫菊の葉や茎を日中、太陽に当て乾燥させ、夜寝る前に空き缶の中で燃やす。除虫菊がない場合は杉の葉っぱなどでも代用できる。空き缶は風上もしくは、周囲に置くと良い。
◆飲める水・飲めない水◆
岩場の間などにたまった一見キレイな水も安心できない。岩からの重金属などの有害物質が出て溶け込んでいる可能性もある。逆に飲んでも比較的害のないものは、見た目は気持ち悪いがボウフラがわいているような水。彼らが生きているというのが安全の証。タオルなどでろ過して煮沸すればOK。流れている水はだいたいOKということも覚えておくといい。

●熊を近づけないための対策●
北海道の山野に熊が多いということは周知の事実。最低限の熊対策をマスターすることは必須なのだ。普通だったら熊の方から人間に近寄ってくることはまずないが、冬眠から覚めて活動を開始する時期の熊はお腹が減って気が立っているので要注意!その時期のビバークは避けたほうが無難である。
●ラジオやホイッスルを携帯したり大きい声ではなす。就寝時にもラジオなどはつけたままにしておき、人間の存在を知らせる。
●熊鈴をつけて歩く。また応急品として空き缶などを紐を通しザックから吊すのもよい。
●食べ残しを寝場所の側に置かない。食べ物のにおいをさせないことが条件。できれば寝場所から少し離れたところで食事を採る方がいいだろう。
●香水のにおいにも敏感に反応するので要注意!
●寝るときに食料は寝場所から離れた高い木の細い枝に吊しておこう。
※上記に挙げたものは、一般論であり自然界の中では当然例外的なことも起こるので、細心の注意を払おう。
●キタキツネ対策●
北海道のあちこちで見られるキタキツネのフンには寄生虫がいる。それが人間の体にはいると異種寄生と言って、思いがけない症状が出ることがある。そのために、キタキツネには触れないのが鉄則。さらに川などにフンをしていることも多々あるので、いずれにしろ水は沸騰してから飲むようにしよう。
●マナー●
とにかく「誰かがここでビバークをした」という痕跡をなくすという、その一言に尽きる。みんながその心構えでビバークすれば、露営禁止の条例が増えることもないかもしれない。