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名水を使ってコーヒーやお茶を入れたり、水割りや氷を作ってオンザロックというのも大人の楽しみである。また、米を炊く、麺類をゆがく、ダシを取るなど料理全般にも当然使える。使って盛ると味の違いは歴然とするはずである。そのほか、いい水で育つ野菜は鮮度の保持力が増すというから、家庭栽培などをしている人はぜひ試してほしい。たかが水といっても人間の体の大半を構成する物質。気を使っても損はない。
「名水」は全国に点在している。自分が住む街の近くを散策しながら「名水」を訪れてみよう。ただし注意してほしいのは、マナーを守ること。ゴミは持ち帰る、深夜などは騒音を立てない、水量の少ないところでは他の人のことも考え、水くみ場を独占しないなど。また、立て看板などの注意事項は必ず守ろう。中にはお賽銭箱などを置いてあるところもあるので、持ち帰らないように。
●護摩屋敷の水●
約30年前に発見された護摩屋敷の水は、神奈川県で最も人気のある名水だ。土管からポンプで引き上げられた水が噴き出ていて、飲みやすく、また汲みやすい。
●所在地:神奈川県秦野市
●交 通:小田急線秦野駅下車。神奈川県中央交通バスでヤビツ峠行き約50分終点下車。徒歩約25分。
●照 会:秦野市観光協会0463−82−5111
●分 類:湧水・飲用可
●浄徳院●
浄徳院を出て右に進むと、道の左側に「名水入口」の看板が見える。その奥の「菖蒲園」に秦野一の名水「浄徳水」「浄福水」の2つが湧いている。
●所在地:神奈川県秦野市
●交 通:渋谷駅下車。神奈川中央交通バス松田行き約7分菖蒲下車。徒歩約5分。
●照 会:秦野市観光協会0463−82−5111
●分 類:湧水・飲用可
●ベルニー水●
水道局管理センターの壁面にあるベルニー水は、湧きだしたばかりの水を紫外線滅菌し、蛇口をひねると胸像が持つ水差しから流れ出る仕組みになっている。AM5時〜PM9時。
●所在地:神奈川県横須賀市走水
●交 通:JR横須賀線横須賀駅下車。京浜急行バス観音崎行きで約33分伊勢町下車。
●照 会:横須賀水道局0468−23−2125
●分 類:湧水・飲用可
●お鷹の道・真姿の池湧水群●
昔から人々の日常生活を支えてきた真姿の池を含む湧水群。今なお湧き続ける水はつねにチェックされ、地域で守られている。
●所在地:東京都国分寺市西元町
●交 通:JR中央線国分寺駅下車。京王バス国立行きでバス約7分泉町1丁目下車。徒歩約5分。
●照 会:国分寺市役所経済課0423−25−0111
●分 類:湧水・煮沸すれば飲用可
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携帯用浄水器。キャップがフィルターになっているのでその場でスグに飲める。
ポリタンクに蛇口や、背負えるようにストラップがついたものがある。
運び簡単、折り畳み式のタンク。
持ち楕円形の平たい水筒。浅瀬の水を汲むのに便利である。

大きなゴミなどはコーヒーのフィルターで手軽な浄水器になる。
●水の味を決める成分●

「無色透明、無味、無臭」がおいしい水の条件といわれているが、水にも味はある。そこで出てくるのがカリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛といったミネラルの含有量だ。多いと苦味を感じ、少ないと何だか味気ない。蒸留水に味がないのはそのためだ。また水は「硬水・軟水」に分類され、カルシウムやマグネシウムの塩類を多く含んでいるものを硬水、少ししか含んでいないものを軟水という。日本の水道水はその大半が軟水で、硬水よりもクセがないといわれている。
水の味を決めるもののなかには、カビ臭さやカルキ臭があり、この2つは味に多きく影響する。家庭の水道水がおいしくないのはだいたいこの2つが原因。ただしカビ臭さやカルキ臭は、工夫しだいでかなり消すことができる。
●自宅の水をより名水に近くするには●

水道水が沸騰したら火を止めず、弱火にする。ふたをとった状態でしばらく続けると、カビ臭さが消える。冷やして飲んだ方が旨い。
水道水の入った透明のビンを、約1時間、太陽に当てる。紫外線が塩素を分解するため、カルキ臭がしなくなる。
ガーゼの袋に詰めた活性炭を水道水の入ったやかんに入れておく。カルキ臭やカビ臭さがしなくなる。
大きなバットで氷を作ると周囲から徐々に凍り、不純物が中心に集まる。完全に凍る前に中心の水を捨て残った部分を使う。