焚火で野趣を楽しむ
火の魅力と実用性を存分に利用する

焚火は、キャンプの夜を楽しく、そして、怪しく
演出する。それは、火事態が安心感と危険性の両面を
持ち合わせているからかもしれない。古代の昔から
人は火を使い暖を取り、空腹を満たしていた。キャ
ンプファイヤーのような大きな火ではなく、小さな
火を囲み、野趣を味わいつつ幽玄の世界を楽しもう。




簡単に野趣を味わうための焚火

親しい仲間と小さな焚火を囲み、生のしのめ竹に牛肉やウィンナーなど、調理しなくてもよいものを刺し、火にあぶって食する。ちょっとワイルドな野趣を味わえる。

●火起こしのコツ●

大きな薪や新聞紙をやたら使わず、乾燥した木をアックスやナタで割り箸大にすれば、ティッシュペーパーでも火は起こせる。

かまどは、風よけや物をのせるためのもので、焚火だけの場合はなくてもよい。

薪で小さく井げた組みをし、その中によく乾いた竹や木の枝、細く割った薪などを入れ、火をつける。

細い木からだんだん太い木に隙間を開けながら組み上げてゆく。

まず、水をかけて完全に消化する。焚火あとを大きくしない。出たゴミは必ず持ち帰る。



◆ルールとマナー◆

最近では、自然環境の面から直火を禁止しているキャンプ場も多い。しかし、大自然の中での小さな焚火云々にこだわるより、もっと大切なことがあるように思える。個人の良識と工夫で、焚を楽しむことは、許されてもいいのではないだろうか?

●禁止場所では行わない。国立公園内では特に注意する。

●キャンプ場によっては、禁止の内容が違うので確認する。<禁止例>バーナーなどの火器類の使用のみ。それ以外の直火は全面禁止。空き缶などを使い、地面にダメージを与えないなどの条件付で可能。

●キャンプ場など人が集まる場所では、テントやタープなど、燃えやすいものがある場合には避ける。

●焚火が終了して帰るときには、必ず原状に戻して立ち去る。完全消化して残り物は持ち帰る。

●景観を損なわないためにも、むやみにかまどを作って石を焦がさない。作る際には、すでに使用されて焦げているものを使う。

●大きな火は作らない。気分がハイになってバカ騒ぎの原因になる。

ファミリーコンロ

◆焚火の知恵◆

●地面が濡れている場合は、薪を下に敷いて台にし、その上で火を起こす。火が大きくなると自然に台にした薪も燃えてくる。

●牛乳パック紙は火が着きやすく、よい火種になる。タンザク状に切って持っていくとよい。

●竹などを燃やす場合は、必ず割ってくべる。節と節の間の空気が膨張して破裂するので危険。

●必要な分だけ燃やし、時間内に燃え尽くすように心がける。なるだけ、燃えかすを出さないのも「焚火の知恵」のひとつである。