自然観察テクニック
ピノキュラーで鳥を観察する。

ピノキュラーは、鳥や星を観察するのに欠かせないアウトドアグッズの一つである。機構はそれほど複雑ではないので、故障も少なく一生使える道具といえる。だからこそ、その特性をよく理解して購入しよう。
合回は、ピノキュラーを使った野鳥の観察テクニックと、基本的な操作について紹介しよう。


ピノキュラーの選び方

ピノキュラーの倍率は、高い方がよいと思いがちだが、手に持って使用することを考えると、ブレの少ない7〜10倍のものを購入したほうがよい。それぞれのピノキュラーには、[7×30 7.3゜]などの表示がしてある。これは、倍率×対物レンズの口径、視界の角度を表している。7倍とは700m先のものが100mまで近づいて見えるということ。口径は数字の大きいほうが明るいレンズを意味し、角度も数字が大きいほうが視野が広いことを表している。このような表示も理解したうえで、購入のときの目安にするとよい。

●ピノキユラーの各部の名称と使い方

・視度調整リング
Aピントリング
B接眼レンズ
C鏡胴
D対物レンス


まず、目の幅にあわせる。

目の幅は個人差があるので、まず、接眼レンズを自分の目の幅に合わせる。鏡胴を握り広げたり狭めたりして調整する。覗いてみて両目の視野が、一つの丸い円に見えれは調整終了。





左目でピントを合わせる。

左右の目の視力を補正するためには、まず、左目を接眼レンズにあてピントリングでピントを合わせる。このとき手で右の対物レンズを覆うと調整しやすい。



右目で視度調整をする。

次に右目で接眼レンズを覗き、視度調整リングでピントを合わせる。両目で見て対象物がハッキリ見えていればOK。ただし、機種により操作が異なる場合があるので、店の人に間くのがよい。




野鳥の観察テクニック

れだけは守りたい、野鳥の観察マナー

バードウォッチングは、鳥をよく知っている人と行くと、鳥の名前だけではなく習性や鳴き声など、いろいろな知識が得られて、より自然と深く付き合える。そのためにも探鳥会(日本野鳥の会などで、定期的に行っている鳥の観察会)などに参加してみるのもよい。参加するときは次のことをマナーとして守りたい。
まずは声を頼りに探してみよう!

まず、林の中に入ったら目を閉じ耳を澄ませる。いろいろな方向から、いろいろな音が聞こえてくる。その中に鳥の鳴き声も聞こえてくるはず。烏の声も大きく鳴く「さえずり」とせわしく仲間同士で鳴く「地鳴き」という鳴き方がある。その鳴き声を頼りに、木の梢や草の茂みなど目を凝らして探してみよう:

鳥が見つかったら。

鳥が肉眼で確認できたら、鳥から目を離さないようにして、ピノキュラーを目の位置に持って行く。もしくは、ピノキュラーで木の幹から辿って鳥をとらえる。ピノキュラーのブレを抑えるため、親指を立て、こめかみにあて頭とピノキュラーを一体にすると比較的ブレない。


観察ノートをつけよう

観察ノートは、その場で記入するようにしよう。あとで記情をたどって書いても正確なものは作れない。そして、何より感動をその場で、言葉にすることもフィールドノートをつけるうえで大切なことの一つである。



■野鳥のサンクチュアリ、ウトナイ湖■

ウトナイ湖サンクチュアリは、昭和56年日本で初めてのサンクチュアリとして誕生し、日本野鳥の会やボランティアの方々によって、自然の保護・管理が行われている。サンクチュアリとは「野生生物が安全に生息できるように確保され保護されている地域」のことを指すが、欧米諸国にくらべると、日本にはまだまだ少ない。
このウトナイ湖では、5月中旬から7月初旬ごろまで、夏鳥の季節がやってくる。湖の浅い水際には、ツルシギ、アオアシシギなどのシギ類が工サをついばんでいる姿が見られる。しかし、草むらに隠れていることが多く、注意して見ないと見逃してしまう可能性もある。オオジシギ、シマアオジ、コヨシキリなどは、南国から渡って来て子育てをする。7月頃になると、子連れの姿も見られるかも知れない。そして、ウトナイ湖のシンボルバードであるアオサギの姿も見ることができる。

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