インドアプランター
一足先に春を感じるハーブを演出する
外はまだ冬景色だが、暖かな光の差し込む窓辺は、すでに春を思わせる。
この暖かな日だまりを利用して、ハーブを育ててみよう。ほとんどのハーブは、日当たりのいいところを好む。そういった意味では最適な場所。
ただ育てるだけではなく、プランターなどに一工夫加えることで、インテリアとしても楽しめる。
育ったハーブはアウトドアクッキングに使おう。
春を感じるハーブを楽しみながらインテリアとしてプランターを作る。
ハーブは、香りを楽しんだり、食材として使うことで肉や魚の臭みを消し、料理に独特な風味と効果を与える。最近では、香草の薬効を利用したアロマテラピーなど、人に優しいハーブたちが注目を集めている。そんなハーブもただ育てて使うだけではなく、市販のプランターに手を加えたり、オリジナルのプランターを作ることで、部屋のインテリアとしても利用してはどうだろう。
■流木を使ったプランターの作り方■
流木は、河原より海で探す方が、材料としてはよいものが手に入る。海では、砂利や砂が余分な表皮を削り落とし、砂地に打ち上げられた流木は、乾燥しているので加工しやすい。もし近くに海がなければ、観賞魚屋で手に入る。流木は、よく乾燥させ太めのドリルを使い穴を開ける。残った部分をノミでくり抜いていき、内部を成型する。底には水抜き穴を開ける。流木が水を蓄えるので、育てるハーブもフェンネルやコリアンダーのように湿った土を好むものを植える。
■つるを使ったプランター飾りの作り方■
つるは、初秋のうちに採取しておき、使うときにぬるま湯または水で柔らかくする。なければ花屋さんで細めと太めのものを買ってくる。プランターは丸いものの方が加工しやすい。太いつるを使い、リースや篭を作る要領でプランターに巻き付けるように編んで行く。最後の部分は、中に差し込むか、適当なところで接着し細めのつるで巻く。
■木の枝を使ったプランター飾りの作り方■
木の枝は、保護のためにもわざわざ枝を切ったりせず、枝打ちして落ちているものや枯れ落ちている枝を使う。細めのつるは採取しておき(これもなければ花屋さんで購入する)、枝をやぐら状に重ねていき、交差した四つ角をボンドで接着した後、細めのつるで巻いていく。枝と枝の間隔をつめたい場合は、交差部分を互いに削り接着し、つるで巻く。
■ハーブ類の特性と利用法■
- ラベンダー
シソ科:湿気を嫌うので、水はけには充分気を付ける。挿し木で増やしていく。若枝5cmほど切り挿し、床に挿し木にする。花の抽出液は胃痛や消化不良に効き、オイルは肌をきれいにしたり、殺菌作用がある。乾燥した茎は、バーベキュー肉の調理にも使える。
- コリアンダー
セリ科:やや湿った日当たりのいい場所がよい。直まきし後で間引く。かなり癖のある臭いだが、この香りを経験するとヤミつきになり、ないとものたりなくなる。
- フェンネル
セリ科:日当たりのいい、湿り気のある土がよい。魚料理に使うのはもっともポピュラーだが、葉はサラダなどに入れても美味。種実は薬草としても貴重品で、消化不良や腹痛などに効果があるとされている。和名ウイキョウ。
- タイム
シソ科:砂利の多い水はけの良い土を使う。ローストビーフやシチューなどに使用する。効果としては、咳止め、気管支炎など。殺菌、防腐作用もある。
- バジル
シソ科:イタリア料理に多く用いられ、食欲増進・健胃作用があるといわれる。水はけがよい日当たりのいい場所を好む。直播きし、芽が出たら間引く。カルパッチョやピザに生の葉をのせるとジューシーでうまい。
- ミント
シソ科:ミントは消化剤としてきわめて有効。寝る前にペパーミントティーを飲むとよく眠れる。つわりにもよい。
■ハーブをアウトドアクッキングに使おう■
●バジルオイル
バジルの特徴は香りである。この香りを残すためには、オリーブオイルにつけるのがよい。オリーブオイルに少し塩を加え、バジルの葉を茎ごと漬け込む。ワインの瓶のように背の高い透明の瓶に入れ、コルクでふたをする。時間がたつと、オリーブオイルがやや緑色を帯びてくる。
●エスニック料理
ヨーロッパではあまり使われない香草。逆に中近東やアジアではよく使われる。だからコリアンダーを加えるだけで、エスニック料理に変身してしまう。インスタントラーメンなどに入れても、エスニック感覚になる。中国ではシャンツァイという。この名前だと味が思い浮かぶのでは。
●魚の香草焼き
フェンネルは、魚の臭みを消す効果がある。生とシードがある。塩・コショウしたイワシをアルミホイルにのせ、腹にシードを入れ、まわりを生のフェンネルで包む。レモン、ニンニク、トウガラシを刻んでオリーブオイル、白ワイン、しょうゆを少々かけてアルミホイルを閉じ、オーブンなどで蒸し焼きにする。