トレッキングギアの達人
心地良いトレッキングのためのギアブック
トレッキングに最適な季節が到来。秋の澄んだ空気を思いっきり体内に取り入れ、アスファルトが遠くなるにつれて、心も体も自然と同化してゆく。そんな、心地良い体験をするためにも、ギア選びは慎重にしたい。至福のトレッキングを味わうためのギア選びのポイントをいくつか紹介しよう。
トレッキングとは……
辞書によると「登頂が目的でない、気楽な山歩き」とある。トレッキングの背景には旅という概念があり、バックパッキングの延長線上にあるということだろう。自然とより深く接するためベースキャンプを張ることもある。そのため、慎重な寝具選びが要求される。
■ザックの選び方■
ザックは種類が多いが、高いものを購入すると間違いが少ない。高価なものは、素材の良さと使い勝手の良さに工夫をしてある。そして、スケールダウンした商品は、スケールアップした商品より信頼性は高い。購入する際は、背負ってみてショルダーベルトとウエストベルトがしっかりしていて、背面にフィット感があるものを選ぶ。

- サイドポケットは、簡単に取り外しできるものがよい。
- ショルダーベルトの付け根が首元に食い込まないか確認する。(30リットル以上のものは必ず確認する)
- ショルダーベルトは、まっすぐなものより曲線になっているものがよい。
- パッドは、背面全体と両肩と腰の3点で支えるものと2種類ある。
- 背面は背中の曲線に合わせ曲面のものを選ぶ。
- ウエストベルトは、太くてしっかりしたものを選ぶ。ショルダーベルトを取っても、支えられるものが良い。
■トレッキングシューズの選び方■
靴を買うときには、足がむくんだ状態で購入するのがベスト。デザインと価格は二の次。時間もお金もかけ慎重に選ばないと、フィールドに出たとき、自分が辛いのは当然だが、同行者にも迷惑をかけることになる。

- 日本人は一般的にダンビロ甲高といわれるが、一概にそうとは決められない。甲のラインは、なだらかに高くなるものと急激なカーブを描くデザインがある。
- トウのデザインは各メーカーまちまちなので、自分の足の形を把握することが大切。
- 表示(3Eなどワイド幅を表す番号)だけを頼りに選んだり、ブランドで選ぶのは危険。
- ソールの堅さは、目的地によって異なる。ガレ場や岩場のように硬い路面では、硬いソールが有利。逆にある程度整備された路面は、柔らかいソールのものがよい。
■ウエアの選び方■
軽い山歩き程度ならアンダーにはコットンの肌着でもいいが、しっかりやるぞ、という場合には、アンダー、インナー、アウターともに透湿性の高い新素材やウールがおすすめ。アウターには防風性、防水性の高いものを選ぶのがポイント。
アウター インナー シャツ アンダーシャツ

■携帯品チェックリスト■

| □ | 水筒 | 水飲み場がない所もあるので必携。ペットボトルでも可。 |
| □ | 雨具 | ポンチョではなくセパレーツタイプが好ましい。 |
| □ | ゴミ袋 | 山に限らず自分の出したゴミは持ち帰るのがマナー |
| □ | アーミーナイフ | 8丁出程度のものなら利用価値も高い |
| □ | コッヘル | 鍋にもコーヒーカップにもなるので便利 |
| □ | 下着 | 綿100%のものより新素材のものを使用する |
| □ | ライター | 最近は禁煙家も増え、忘れがちだが火種は必要 |
| □ | ウインドブレーカー | 楽に脱着ができ風が防げて、体温の調節には良い |
| □ | 懐中電灯 | 両手が使えるヘッドライト式がよい |
| □ | ミラー | 太陽光線を反射して自分の居場所を知らせる |
| □ | ホイッスル | IDカードが入るものもある |
| □ | トイレットペーパー | 半分くらいのものの芯を抜いて持っていく |
| □ | ファーストエイド | 常時使っている薬も忘れずに持っていく |
| □ | 電池 | リチウム電池は高いが自己放電が少ないのでおすすめ |
| □ | 非常食 | ナッツの入ったチョコなどカロリーの高いものがよい |
| □ | 小型ラジオ | 雑音が入ることで、雷の予知にもなる |